自分を慰めてる

書き殴り、雑食につき


お母さんの作るありきたりで貧相な料理。
ローラースケートですべる坂道。
100円だけにぎりしめて通う駄菓子屋。
洗濯物にうもれた部屋。
車のナンバーを書き留めたメモ。

すべてがしあわせだった。苦しくてちぎれそうな日も、耐えたらまた日常が私を待ってた。

そこにあるものだけでよかったの。
はたから見たら、どれだけ狭くて薄暗い世界でもそのなかで生まれ育ったの。

世界の広さなんて知りたくなかったよ。